トップ木材・家具の塗装工程写真

木材・家具の塗装工程写真  
無垢木材や家具の塗装工程や塗装の仕上がり具合をご覧下さい。

木材・家具の塗装工程写真 
 木材・家具の工程写真


須弥壇床の拭き漆 欅座卓の拭き漆1 経机の拭き漆(再生) ちゃぶ台1(再生) ちゃぶ台2
木製棚1 ローボード アトリエデスク 木製スタンド
掛け時計 酒卓1 酒卓2 ローテーブル
テーブル1 テーブル2 テーブル3(再生) テーブル4 テーブル5
テーブル6 テーブル7 テーブル8
ベンチ1 ベンチ2 椅子1

 <塗装工程写真の見方>
 工事名
画像 施工説明
 写真の見る順序→
 ▼工程順序

須弥壇床の拭き漆
▼施工説明
   須弥壇(しゅみだん)が設置してある
   無垢欅の床を漆で仕上げました。
   漆塗りの施工方法は、拭き漆で
   漆塗りを行った後で均一に拭き上げる作業を
   繰り返して仕上げていく方法です。
須弥壇床の工程写真-画像をクリックすると各工程の拡大写真をご覧頂けます
施工前
木地調整
木地調整
養生
生漆
漆塗り
漆拭き
1回目終了
から砥ぎ
2回目終了
3回目終了
4回目終了
漆塗り完了
須弥壇設置

▼工程順序
   サンダーやペーパによる木地調整
   →養生
   →漆塗り(生漆使用)
   →漆拭き(余分な漆を除去すると共に、素地に漆をよく摺りこみます)
   →ペーパー処理(漆硬化後、から砥ぎ用のペーパーで漆表面の研ぎを行います)


※漆塗り、漆拭き、ペーパー処理の工程は
   仕上がり具合を確認しながら繰り返し行います。


※須弥壇(しゅみだん)とは?
   仏教寺院において本尊を安置する場所で、
   仏像等を安置するために一段高く設けられた場所のこと。


欅座卓の拭き漆1
▼施工説明
   生漆で仕上げた無垢欅製の座卓です。
   深みのある漆仕上げは、
   欅の材質とよく合い
   杢目に躍動感が生まれます。
   塗装前の欅素材色と
   漆塗り後の色の変化をご覧下さい。
欅座卓の拭き漆1の工程写真-画像をクリックすると各工程の拡大写真をご覧頂けます
施工前
漆1回目
漆の拭きあげ
1回目終了
漆2回目
漆の拭きあげ
2回目終了
漆3回目
3回目終了
漆塗り完了

▼工程順序
   →漆塗り(生漆使用)
   →漆の拭きあげ(余分な漆を除去すると共に、素地に漆を摺りこみます)


※工程写真は、漆塗り3回目まで。4回目以降は同一作業の為省略。
   漆塗り、漆の拭きあげは、仕上がり具合に合わせて繰り返します。


※拭き漆で使う漆はどの工程の漆?
   漆は(ろ過→なやし→くろめ)という一連の精製工程を経て
   色々な種類の漆に分類されていきます。
   漆の木から採取された後の、ろ過工程で不純物を取り除いた最初の漆が生漆です。
   漆は年数を重ねるほど枯れていき、透明度や風合いが増していきます。
   年数と共に劣化していくのではなく
   深みが増していくのが天然樹脂塗料漆の魅力です。

経机の拭き漆(再生)
▼施工説明
   柿渋で下地塗装をした後に生漆で仕上げました。
   施工前の天板は、汚れや痛みがあったので
   素地ケレンで木地を出し、
   大きな傷や汚れも目立たなくした状態から
   柿渋下地塗装に入りました。
経机拭き漆の工程写真-画像をクリックすると各工程の拡大写真をご覧頂けます
施工前
柿渋下地後
漆1回目直後
漆塗りの様子
漆塗り完了

▼工程順序
   サンダーやペーパによる天板の木地調整
   →柿渋下地
   →漆塗り(生漆使用)
   →漆拭き(余分な漆を除去すると共に、素地に漆をよく摺りこみます)
   →ペーパー処理(から砥ぎ用のペーパーで、漆表面の研ぎを行います)


※漆塗り、漆拭き(漆を素材によく馴染ませながら摺りこみます)ペーパー処理の工程は
   仕上がりの状態を確認しながら繰り返し行います。

ちゃぶ台1(再生)
▼施工説明
   柿渋下地塗装後に、生漆で仕上げました。
   ちゃぶ台の脚部は、
   新たに製作したものを柿渋下地塗装しました。
   天板は以前のものを再利用し、
   古塗膜を除去した後に柿渋下地塗装しました。
   脚部と天板は、
   一度漆塗りをしてから乾いた後に組み立てて
   全体を繰り返し漆を塗って仕上げました。
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施工前
施工前
柿渋下地
ケレンの比較
ケレン終了
柿渋下地 柿渋下地終了
天板の漆塗り
漆拭き
全体の漆塗り
漆塗り完了

▼工程順序
   脚部の柿渋下地(脚部は新たに製作したもの)
   サンダーやペーパによる天板のケレン
   →天板の柿渋下地
   →天板の漆塗り(生漆使用)
   →漆拭き(余分な漆を除去すると共に、素地に漆をよく摺りこみます)
   →全体の漆塗り

ちゃぶ台2の塗装
▼施工説明
   目止め材の役割を果たす柿渋を下塗りし、
   中塗りから上塗りまでをオスモカラー
   フロアクリアーラピッド塗料で仕上げました。
   柿渋は防虫・防腐効果があり
   月日と共に変化する自然塗料です。
   フロアクリアーラピッドは
   撥水性、耐摩耗性のある艶消し仕上げ用で
   環境に優しい塗装仕上げです。
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塗装前
柿渋塗料
柿渋塗装
柿渋塗装
※柿渋拭き
柿渋後の杢目
柿渋下地終了
柿渋下地終了
素地調整
ラピッド塗料
中塗りの様子
中塗り終了
上塗りの様子
上塗り終了
塗装完了

▼工程順序
   柿渋下地塗装
   →柿渋拭き
   →全体の素地調整
   →中塗り(オスモカラーフロアクリアーラピッド塗料)
   →上塗り(オスモカラーフロアクリアーラピッド塗料)


※柿渋下地塗装後の柿渋拭きは、全体に柿渋を馴染ませながら塗りムラを無くし
  余分な柿渋を拭き取る為に行います。
  柿渋が乾いた後は、木繊維が立ち上がるので全体を研磨して素地を整えます。

木製棚1の塗装
▼施工説明
   木材で作製した棚を洗面所に取りつけます。
   水周りに使用する棚などは、
   塗装仕上げにする事で
   汚れの付着が少なくなり、
   水ジミ跡の付着も最小限にする事が出来ます。
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塗装前
下塗り
ローラ下塗り
下塗り完了
素地調整
ローラ中塗り
中塗り完了 上塗り
上塗り完了

▼工程順序
   ハケとウーローラによる下塗り
   →下塗り乾燥後は表面が多少毛ばだつので、ペーパーで整えます
   →ハケとウーローラによる中塗り
   →ペーパーで表面の調整後、ハケとウーローラで上塗り


※ウーローラは、刷毛ムラを抑えたり広い面の塗装で使用します。
   短毛ローラなので、作業性が良く仕上がりも綺麗です。
   下塗りから上塗りまで同一の1液ウレタン塗料を使用していますが、
   下塗り時はホワイト色で塗装し、中塗りと上塗りは、お客様から指定を受けて作った
   クリーム色のウレタン塗料で仕上げています。
   木材の塗装では、木目を生かした塗装や木目をつぶした塗装などがあり、
   ご要望や用途によって使用塗料が異なります。
   今回の棚は、木目をつぶした塗装仕上げです。

ローボードの塗装
▼施工説明
   室内に設置するローボードの塗装です。
   建具付きの家具は
   本体とは別に塗装して仕上げます。
   オスモ・ウォルナット色で
   アンティークな風合いに仕上げました。
   ドイツ生まれのオスモ塗料は
   透明仕上げ用のクリアーや
   色のついたカントリーカラー等
   屋外用に限らず種類豊富な自然塗料です。
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塗装前
建具塗装前
塗料色
羽目板塗装
仮組み
裏面塗装
内部塗装
内部塗装後
天板・側面塗装
建具塗装
1回目完了
2回目の塗装
2回目の塗装
塗装完了

▼工程順序
   建具用羽目板塗装
   →ローボード裏面塗装
   →ローボード内部塗装
   →ローボード天板・側面塗装
   →建具塗装
   オスモカラーウッドワックスウォルナット色仕上げ


※建具の羽目板塗装について
   羽目板は無垢の木の性質上、収縮する場合があります。
   羽目板の繋ぎ目となる実(サネ)部分を最初に塗装処理しておかないと、
   建具として組み上げてから板が収縮して痩せた時に、
   塗装していない部分が木地のまま白く正面に見えてきてしまい、
   見栄えの悪いものになってしまいます。
   これを防ぐ為に、建具として羽目板をはめ込む前に一度塗装しておきます。

アトリエデスクの塗装
▼施工説明
   室内に設置するアトリエデスクの塗装です。
   机のような細かい部材の多い塗装は、
   大きな平面を塗装するよりも手間がかかり、
   ムラの無い仕上げにする事が難しいです。
   ドイツ生まれのオスモ塗料は
   色付きのカントリーカラー等
   屋外用に限らず種類豊富な自然塗料です。
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塗装前
内部塗装
天板塗装
1回目完了
引き出し塗装
2回目の塗装
塗装完了

▼工程順序
   机内部の塗装
   →机天板塗装
   →引き出し塗装
   →天板塗装
   オスモカラーウッドワックスウォルナット色仕上げ
   (気温の低い時期なので屋内塗装しました)


※オスモ塗装とオイルフィニッシュの差
   オスモ塗料は屋外用・室内用共に、プロの職人でもその扱いや塗装作業は難しく、
   個々の塗装技術によって仕上がり具合(完成度)も異なります。
   オイルフィニッシュは、
   塗料自体が素人の方でも扱いやすく、あまり塗装技術も必要としない為、
   DIYをされる方の多くは、このオイルフィニッシュ仕上げにする事が多いです。
   塗装というと塗るだけなのだから簡単だ!という、
   オイル塗装しか経験のない方がオスモ塗料を扱うと、
   オスモ塗料独特の塗装方法の難しさや扱いにくさがあり苦労されると思います。
   オスモ塗料とオイルフィニッシュの仕上がり具合(完成度)も
   当然の事ながら大きなグレードの差があります。

木製スタンド塗装
▼施工説明
   室内用照明スタンドの塗装です。
   調合して作ったオリジナル色で塗装し、
   オスモ・クリア塗装で仕上げました。
   欅の杢目を強調した、
   肌触りの優しい仕上がり感です。
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塗装前
着色塗料
着色
脚部の着色
拭きあげ
着色完了
オスモ塗装
塗装完了
塗装完了
0

▼工程順序
   調合色の着色塗装
   →余分な着色塗料を除去すると共に、素地によく塗料を馴染ませて拭きあげます
   →オスモクリア塗装

掛け時計の塗装
▼施工説明
   無垢栗材で制作した掛け時計の塗装です。
   素材の木味をそのまま活かす
   オスモ・クリア艶消し仕上げです。
   ドイツ生まれのオスモ塗料は、
   木材保護塗料として
   屋外用から家具用までと種類豊富な塗料です。
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塗装前表
塗装前裏
オスモカラー
塗料色
表面塗装
裏面塗装
塗装完了
振り子塗装
塗装乾燥後

▼工程順序
   オスモカラーフロアクリアー(艶消し)塗料仕上げ


※1回目の塗料が乾燥後、上記と同じ工程で2回目の塗装を行いました。
   オスモ・フロアクリアーは
   自然な艶で木材を保護する無垢の木と相性の良い塗料です。

酒卓塗装1
▼施工説明
   欅製酒卓の塗装です。
   上塗り材に、
   塗膜が厚く丈夫なポリエステル樹脂塗料を
   使用しました。
   今回の施工は、
   ローラ塗装仕上げとしましたが、
   これ以外の施工方法として、
   機械を使ったカップガン吹付け塗装もあります。
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塗装前
着色
着色塗料
シーラー中塗り
中塗り完了
ペーパー処理
上塗り
上塗り直後
塗装完了
0

▼工程順序
   油性ステイン塗料で着色
   →2液ヤニ止めシーラーで中塗り×2回
   →ペーパーで軽く塗装面を整えます
   →ポリエステル樹脂塗料で上塗り×1回


※中塗りで使用した2液ヤニ止めシーラーは、室内の無垢テーブル塗装等に
   適しています。
   下塗りと上塗り塗料との相関の密着が良く浸透性があり、
   木材のヤニを止める効果がある塗料です。


※ポリエステル樹脂塗料について
   上塗り材のポリエステル樹脂塗料は高粘度塗料です。
   硬化材と混ぜた塗料はピンク色に見えますが、仕上げは透明色になります。
   ポリエステル樹脂塗料の特徴としては、
   塗料全体が塗膜を形成するので、非常に厚い塗膜が一回塗りで得られ、
   塗膜が内部から硬化していくので上乾きの心配がありません。
   塗膜が厚いほど硬化が良いといううことがあげられます。
   しかし、可使時間がとても短いので、
   可使時間を延長するための特殊な塗装法で利用される場合が多いです。
   用途としては、箱物家具やテーブルの天板仕上げ等で使用されています。
   上塗り吹き付け直後は、とても艶がありますが塗膜の硬化が進むにつれて
   徐々に落ち着いた塗装完了写真の様な艶になります。

酒卓塗装2
▼施工説明
   欅製酒卓の塗装です。
   欅材に着色を入れてから中塗りし、
   ポリウレタン塗料で半艶に仕上げました。
   無垢材の塗装では、
   木材の保護と美観を兼ね備えた塗装仕上げで、
   完成度を増し、
   その付加価値を高める目的もあります。
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塗装前
素地調整
着色塗料色
脚部着色
上端着色
着色完了
着色後の木目
下端中塗り
中塗り完了
素地調整
上塗り
上塗り直後
塗装完了
塗装完了
0

▼工程順序
   手作業による素地調整
   →油性ステイン塗料で着色(オレンジイエロー色)
   →2液ヤニ止めシーラー中塗り(状態を見ながらの重ね塗り)
   →サンダー及び手作業による素地調整
   →ポリウレタン塗料半艶仕上げ(状態を見ながらの重ね塗り)


※ポリウレタン塗料について
   耐摩耗性、耐候性に優れていることから、家具の他
   スポーツ用品等にも使用されています。

ローテーブルの塗装
▼施工説明
   栂(ツガ)製ローテーブルの塗装です。
   テーブルとしての使用頻度を考慮し、
   ポリウレタン艶消し仕上げの
   落ち着いた風合いに仕上げました。
   艶有仕上げと艶無し仕上げでは、
   それぞれイメージの異なった
   仕上がり感となります。
ローテーブルの工程写真-画像をクリックすると各工程の拡大写真をご覧頂けます
塗装前
調合色
着色
着色完了
ウレタン塗料
脚部中塗り
天板中塗り
中塗り完了
塗膜の様子
素地研磨
上塗り
上塗り直後
塗装完了

▼工程順序
   →油性ステイン塗料着色(調合色)
   →ポリウレタン塗料中塗り
   →手作業による素地研磨
   →ポリウレタン塗料上塗り(艶消し仕上げ)


※天板材料は栂(ツガ)材、脚部は栓材です。
   材質の異なる木材は、着色時の発色が異なる事に配慮して
   仕上がり時の全体をイメージしてから脚部の色(調合色)を決めました。
   脚部の着色ナシ仕上げも可能ですが、栓材は少し白っぽい材質なので
   薄い着色をする事で木目を強調しました。
   天板は素材の木味を活かす為、着色せずに塗装しています。

テーブル1の塗装
▼施工説明
   栃テーブルの塗装です。
   栃の素材色と全体的な明るさ、
   柔らかい木の肌触りを活かす事を考慮して、
   ポリウレタン樹脂塗料を使いました。
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塗装前
脚部塗装
裏面塗装
天板塗装
1回目完了
重ね塗り
塗装直後
塗装完了

▼工程順序
   ポリウレタン樹脂塗料艶消し仕上げ
   (ポリウレタン塗料を何度も重ね塗りして仕上げていく施工方法です)

テーブル2の塗装
▼施工説明
   欅テーブルの塗装です。
   綺麗な杢目の木味の良い欅材なので、
   着色材の色合いは薄い色合いにしました。
   杢目が強調され、
   木の表現力を最大限に引き出した
   塗装仕上げとなりました。
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塗装前
着色
色の比較
塗料ムラ取り
着色完了
中塗り
中塗り完了
中塗り塗料
サンダー処理
上塗り
上塗り塗料
吹き付け
吹き付け直後
塗装完了
0

▼工程順序
   油性ステイン塗料で着色×1回
   →2液ヤニ止めシーラーで中塗り×2回
   →サンダーで塗装面を整えます
   →ポリエステル樹脂塗料で上塗り×1回(ウーローラ使用)
   →カップガンによる吹き付け×1回


※ポリエステル樹脂塗料について
   上塗り材のポリエステル樹脂塗料は高粘度塗料です。
   硬化材と混ぜた塗料はピンク色に見えますが、仕上げは透明色になります。
   ポリエステル樹脂塗料の特徴としては、
   塗料全体が塗膜を形成するので、非常に厚い塗膜が一回塗りで得られ、
   塗膜が内部から硬化していくので上乾きの心配がありません。
   塗膜が厚いほど硬化が良いといううことがあげられます。
   しかし、可使時間がとても短いので、
   可使時間を延長するための特殊な塗装法で利用される場合が多いです。
   用途としては、箱物家具やテーブルの天板仕上げ等で使用されています。
   上塗り吹き付け直後は、とても艶がありますが塗膜の硬化が進むにつれて
   徐々に落ち着いた塗装完了写真の様な艶になります。

テーブル3の塗装(再生)
▼施工説明
   秋田杉テーブルの再生塗装です。
   再塗装する前に、
   割れ補修や旧塗膜除去(ケレン)を行い
   一度素地の状態まで戻してから
   ポリウレタン塗料で
   濡れ色の艶消し塗装仕上げにしました。
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補修後の状態
研磨終了
ウレタン塗装
小口面の塗装
カップガン塗装
塗装完了

▼工程順序
   天板面の旧塗膜完全除去
   →ポリウレタン塗料仕上げ(カップガン及び刷毛塗装艶消し仕上げ)


※補修後の写真は、割れ部分の補修が旧塗膜の状態です。
   研磨終了写真は、旧塗膜を完全除去し、杉の素地を出した状態です。
   再生塗装の場合には、可能な限り塗膜除去を行います。
   旧塗膜を残して重ね塗りする方法もありますが
   以前の塗料と、
   新しい塗料の相関の密着性が良くない場合もあり、塗膜剥離の原因となります。
   また、塗膜の完全除去をした後の塗装仕上がりは、
   旧塗膜の上から再塗装するよりも綺麗に仕上がります。

テーブル4の塗装
▼施工説明
   吉野杉のコーヒーテーブルセットの塗装です。
   木の魅力の一つである杢目や
   肌触りを大切に、
   木材との相性が良いオスモカラーで
   塗装しました。
テーブル4の工程写真-画像をクリックすると各工程の拡大写真をご覧頂けます
塗装前
ラピッド塗料
座面裏塗装
肘掛部塗装
座面塗装
塗装直後
ラピッド硬化後
塗装前
天板裏塗装
天板塗装
木目の様子
塗装直後
ラピッド硬化後
塗装完了

▼工程順序
   オスモカラーフロアクリアーラピッド(艶消し)塗料2回塗布
   →オスモカラーフロアクリアー(3分艶)塗料1回仕上げ
   (フロアクリアー塗料を使った工程順序は、ラピッド塗料と同じ施工なので省略)


※オスモ・フロアクリアーとオスモ・フロアクリアーラピッドについて
   ラピッド塗料塗装直後は、塗りたてなので艶がありますが
   硬化後は艶消し仕上げになります。
   杉材にラピッド塗料を使用した場合、硬化後の艶はほとんどありません。
   フロアクリアー塗料で自然な艶を出し、撥水性をより高めています。
   フロアクリアーラピッドは艶消し透明塗料で、撥水性や耐摩耗性があります。
   フロアクリアーは撥水性に優れた透明3分艶塗料です。

テーブル5の塗装
▼施工説明
   吉野杉テーブルの塗装です。
   杉の持つ豊かな杢目を強調し、
   杉の温かみと柔らかさを感じる
   ポリウレタン塗料で塗装しました。
   木味を損なわない自然な仕上がり感です。
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塗装前
脚部の着色
※塗料色
中塗り
中塗り完了
上塗り
塗装完了
塗装完了

▼工程順序
   →油性ステイン塗料着色(脚部のみ)
   →ポリウレタン塗料中塗り
   →ポリウレタン塗料上塗り
   (カップガン吹き付け塗装艶消し仕上げ)


※塗料色画像について
   画像右が脚部用着色材で画像左がポリウレタン塗料です。
   天板材に着色材は使用していません。

テーブル6の塗装
▼施工説明
   吉野檜テーブルの塗装です。
   丈夫な塗膜を形成するセラウッド塗料で
   仕上げました。
   セラウッド塗料は、
   無垢の木の味わいはそのままに
   トップコートとして
   求められる耐久性を実現した塗料です。
テーブル6の工程写真-画像をクリックすると各工程の拡大写真をご覧頂けます
塗装前
塗装前
セラウッド塗料
天板塗装
天板裏塗装
脚部の塗装
塗装後の様子
塗装完了
塗装完了
杢目の様子

▼工程順序
   →セラウッド塗料3分艶仕上げ
   (塗膜や艶の状態を見ながら塗り重ねて仕上げました)


※セラウッド塗料とは?
   ウレタン樹脂とファインセラミックスによる耐久性の高い家具用トップコートで
   耐汚染性、耐熱性、耐候性に優れ、環境にも配慮したF☆☆☆☆対応塗料です。

テーブル7の塗装
▼施工説明
   吉野杉テーブルの塗装です。
   刷毛塗装後、
   カップガンを使って吹付け塗装で仕上げました。
   無垢テーブルとの相性が良い
   耐久性の高いセラウッド塗料仕上げです。
テーブル7の工程写真-画像をクリックすると各工程の拡大写真をご覧頂けます
塗装前
脚部の着色
着色終了
天板裏塗装
天板表塗装
塗装後の様子
杢目の様子
全体の塗装
塗装後の様子
吹き付け
塗装完了
杢目の様子

▼工程順序
   →油性ステイン塗料着色(脚部のみ)
   →セラウッド塗装
   →カップガンによるセラウッド吹付け塗装
   (塗膜や艶の状態を見ながら塗り重ね、最終仕上げをカップガン吹付けで行いました)


※セラウッド塗料とは?
   ウレタン樹脂とファインセラミックスによる耐久性の高い家具用トップコートで
   耐汚染性、耐熱性、耐候性に優れ、環境にも配慮したF☆☆☆☆対応塗料です。

テーブル8の塗装
▼施工説明
   杉テーブルの塗装です。
   仕上がった時の艶も
   好みに合わせる事が出来ます。
   今回は半艶(5分艶)仕上げです。
   環境にも配慮したF☆☆☆☆対応塗料の
   セラウッド塗料で仕上げました。
テーブル8の工程写真-画像をクリックすると各工程の拡大写真をご覧頂けます
塗装前
素地調整
セラウッド塗料
1回目の塗装
1回目の塗装後
素地研磨
2回目の塗装後
塗装完了

▼工程順序
   →全体の素地調整(木の表面を滑らかに整えます)
   →1回目のセラウッド塗装
   →素地研磨(2回目の塗装前に全体を研磨)
   →カップガンによる2回目のセラウッド塗装(カップガン吹付けの工程写真は省略)
   (カップガンによる吹付けは、上記のテーブル7の工程写真をご参照下さい)


※セラウッド塗料とは?
   ウレタン樹脂とファインセラミックスによる耐久性の高い家具用トップコートで
   耐汚染性、耐熱性、耐候性に優れ、環境にも配慮したF☆☆☆☆対応塗料です。

ベンチ1の塗装
▼施工説明
   欅製ベンチの塗装です。
   杢目に浸透した着色材が欅に良く馴染み
   全体に調和のある仕上がりになりました。
   ポリウレタン塗料仕上げと
   オスモ塗料仕上げとでは
   その仕上がり感や肌触りも異なります。
   それぞれ塗料の性質や特徴を掴んで
   仕上げ塗料を選択する事も大切です。
ベンチ1の工程写真-画像をクリックすると各工程の拡大写真をご覧頂けます
塗装前
塗料色
脚部着色
座板着色
座板着色
着色完了
オスモ塗料
オスモ塗布
1回目完了
1回目完了
塗装完了
塗装完了

▼工程順序
   油性ステイン塗料で着色(調合色)
   →オスモカラーフロアクリアーラピッド(艶消し)塗料2回塗布仕上げ
   (2回目の塗装も1回目と同じ工程なので写真は省略)


※オスモ・フロアクリアーラピッドは艶消し透明塗料で、撥水性、耐摩耗性があります。

ベンチ2の塗装
▼施工説明
   欅製ベンチの塗装です。
   着色後の中塗りから上塗りまでを
   ポリウレタン塗料で仕上げています。
   塗膜の厚膜性を控えめに
   自然な仕上がり感に配慮した塗装仕上げです。
ベンチ2の工程写真-画像をクリックすると各工程の拡大写真をご覧頂けます
塗装前
塗料色
脚部の着色
ムラ取り
着色完了
塗料色
中塗り
中塗り
上塗り直後
塗装完了
塗装完了

▼工程順序
   油性ステイン塗料で着色(調合色)
   →ポリウレタン塗料中塗り(状態を見ながらの重ね塗り)
   →ポリウレタン塗料上塗り3分艶仕上げ(状態を見ながらの重ね塗り)


※塗料は、塗布回数を重ねていくほどに艶が上がってしまう為、
   今回は3分艶仕上げなのであまり艶が出過ぎないよう
   仕上がり感に合わせて艶の出方を調整しました。
   厚膜性を控えた自然な仕上がり感を重視した塗装仕上げです。

椅子1の塗装
▼施工説明
   アンティーク調椅子の塗装です。
   古い樽材(ホワイトオーク材)に合わせ
   塗装は杢目の見えるアンティーク調仕上げを
   選びました。
   オスモ塗料は木材を保護する塗料ですが
   その機能性に加え
   素材の風合いをより強調させる効果もあります。
椅子1の工程写真-画像をクリックすると各工程の拡大写真をご覧頂けます
塗装前
座板塗装
塗装完了
骨組み塗装前
骨組み塗装
塗装完了
塗装完了

▼工程順序
   椅子座板塗装(オスモカラーウッドステインプロテクターウォルナット色)
   →椅子骨組み塗装(オスモカラーウッドステインプロテクターウォルナット色)